ポリフェノール

 
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細山浩
東京大学農学部農芸化学科食料化学研究室修了 農学博士
現在、株式会社エム・エイチ・ビー代表取締役副社長
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   2006年07月10日(Mon) 
 ポリフェノール
ワールドカップもとうとう終了してしまいましたね。
強豪が集う決勝リーグはさすがに見ごたえがあり、とても面白かったですよ。

終わってしまうのが残念ですが、早朝からのTV観戦にもそろそろ限界を感じている方もいるのではないでしょうか?
もう暑いですからね。
体調管理は夏バテをする前から予防するのが大事です。
水分補給と睡眠はしっかりとりましょう。


さてさて、抗酸化作用に続きまして今回からポリフェノールのお話です。

最近チョコレートやお茶のラベルにポリフェノールが**%という表示を見かけます。
健康番組などでカカオマスポリフェノールが取り上げられてから、チョコレートを甘いお菓子だと敬遠していた中高年世代に「チョコは健康に良い」という知識を与えとても人気になりました。 

ところで、先日カカオ99%というチョコを食べましたが、いやー苦かったです。
こんなチョコレートが発売されるのもカカオポリフェノールの影響ですね。
余談ですが、日本人のチョコの1年間の消費量ってどれくらいかわかりますか?
板チョコ約33枚分で約1.7kg!だそうです。
ちなみに世界一の消費国はスイス。実に板チョコ200枚分で約10kgの消費だそうです。
すごいですね!                  ⇒Meijiチョコレートおもしろ博物館

さて、ポリフェノールの話題に戻りましょう。
そもそもポリフェノールとは何かご存知でしょうか。
あらためてきかれると??って思いませんか?

ポリフェノールとは、科学的にいうと、昔化学の授業で習った言葉かと思いますが、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基をもつ成分の総称です。
簡単に言うと同じ構造の化合物グループの総称をポリフェノールと呼んでいます。

なので、ポリフェノールにはたくさんの種類があり、その数4000種類以上。
ほとんどの植物に含有されているのです。

例えば、身近なもので言いますと。。。
  
  ・ブドウ(特に種子や赤ワイン)やチョコレートの原料のカカオに含まれる、
   プロアントシアニジン
  ・カシスやビルベリーに含まれるアントシアニン
  ・イチゴやザクロに含まれるエラグ酸
  ・亜麻仁(フラックス)やゴマに含まれるリグナン  
  ・コーヒーに含まれるクロロゲン酸
  ・大豆のイソフラボン 
  ・緑茶のカテキン

などなど、皆さんが体に良い成分として知っている植物成分ばかりではないでしょうか。

これまで特に色素として用いられてきましたが、赤ワインブーム以来、その高い抗酸化力から、健康食品の素材として現在は幅広く用いられてます。

実は私自身もポリフェノールの研究を15年近くしておりました。
特にブドウの種子の中のプロアントシアニジンとその効能に関し研究開発しておりましたが、さまざまな効能があることがわかり、現在でもさまざまな効果が明らかになりつつあります。
その効果の源は、プロアントシアニジンがさまざまな活性酸素を強力に除去する力を持っているからです。

もう20年くらい前の話ですが、学生のころ北アフリカと南欧を2ヶ月近く貧乏旅行をしたことがあり(昔猿岩石の番組がありましたが、それよりかなり前の話で、北アフリカの日本人のツアーもあまり無く、日本人ということで結構珍しがられました。)、チーズと赤ワインだけはもって野宿していましたが、今から思うと、貧相な食事で体重は減りましたが、赤ワインが活性酸素から体を守ってくれていて健康だったのかも知れません。
今では思い出話として楽しく語れますが、旅行中は色々なことが起こり、“途方に暮れる”ということを身をもって体験しました。機会があれば体験談をご紹介します。


さて、ポリフェノールは植物の皮や種子に多いのですが、なぜかお分かりですか?
植物にとっての大敵は虫だけでなく、人間と同様紫外線です。

植物も紫外線から発生する活性酸素にやられてしまいます。
ところが、人とは違い、植物は紫外線から身を守るために、日焼けクリームを塗ることは出来ません。そこで、自ら紫外線から身を防御する物質を備えているのです。
それが、ポリフェノールです。

体を守るためには紫外線の攻撃を受ける一番外側の樹皮や葉、またさらに重要なところは、やはり子孫繁栄のために種子。
そこで、植物体や子孫となる種子を紫外線から守るために、ポリフェノールが重要な役割を果たしています。
また、他にも色々な役割を果たしていますが、特に子孫を残すために働きが多く知られています。

このように植物内で身を守る役割があるポリフェノールは「抗酸化力」があり、私たちの体内でも役に立ってくれているというのです。

次回はたくさんあるポリフェノールの中からいくつかをご紹介しましょう。
各ポリフェノールにも特性があり、それを知るともっとポリフェノールのすごさを感じていただけると思います。
 
 
Posted at 14:17 Comments/TrackBack(0) Permalink 抗酸化