筋肉について(2)

 
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細山浩
東京大学農学部農芸化学科食料化学研究室修了 農学博士
現在、株式会社エム・エイチ・ビー代表取締役副社長
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   2006年12月25日(Mon) 
 筋肉について(2)
今年も残すところあとわずかです。
本当に月日が流れるのは早いですねぇ。
今年最後のブログになります。

前回のお話は筋肉についてでしたね。
筋繊維には2種類あると述べましたが、それぞれの違いについてご説明しましょう。

筋繊維は、すべて同じ性質を持っているわけではなく筋肉が縮む速さによって大きく分けて2種類あります。
速筋繊維と遅筋繊維です。

遅筋は縮む速度が速筋の2分の1なのですが、速筋よりも持久力にすぐれ、また疲れにくいという性質を持っています。
速筋は縮む速度が遅筋の2倍で、瞬間的なパワーや瞬発力にすぐれているという性質を持っています。そのため、遅筋の割合が大きい人は持久力を必要とするスポーツに向いており、速筋の割合大きい人は瞬発力を必要とするスポーツに向いているといえます。
またエネルギー源としては速筋ではほぼ糖だけを、遅筋では約6割を脂肪、4割が糖が使用されます。

筋内の毛細管が発達していて筋内循環がよければ、速筋線維の収縮に伴って生じる乳酸などの代謝産物をすみやかに除去できる上、遅筋線維にも多くの酸素を供給することが可能です。したがって毛細管の発達と血流が筋持久力にとって重要といえます。

また筋肉はタンパクが主体ですが、そのタンパク質はアミノ酸から構成されており、その中でも筋肉の働きに今話題のBCAAが重要です。BCAAとはバリン・ロイシン・イソロイシンの3種の総称で、分岐鎖を有する構造上の類似点からそう呼ばれています。

BCAAは唯一筋肉内で代謝される特長をもち、筋肉の働きと深く関わっています。BCAAは運動することにより筋肉内で消費され、不足すると筋肉疲労・筋肉痛・肉離れ等の原因になり、慢性の摂取不足は足腰の筋力低下や腰痛の原因にもなります。BCAAは肉類に多く含まれていますが、年齢とともに摂取量・吸収率が低下します。
運動選手にとっては筋肉修復が重要ですが、運動後30分にBCAAをとることが効果的といわれています。
また毛細血管の血流を改善することも筋肉疲労の回復を早めるには重要です。以前このブログにも登場したブドウ種子ポリフェノールが、毛細血管の血流を改善し、また有酸素運動、無酸素運動に関わらず、筋肉の疲労回復に効果があします。


前回にちょっと載せました階段の上りと下りについてですが、それぞれどの筋肉が使われるかご存知ですか?
先日の朝日新聞にも出ていましたが、上りは遅筋、下りは速筋が主に使用されるそうです。また一般的に下りのほうが上りより約3倍筋肉の損傷がおきやすく筋肉痛になりやすいとのこと。実際に階段を同じだけ上った場合と下った場合を較べると上りはそのときはきつくて息切れはしましたが、筋肉痛が翌々日(最近は翌日でなく残念ながら翌々日)出たのは下りでした。
また筋肉が損傷すると糖を処理するインシュリンの効き目が悪くなるという報告があります。(福岡大スポーツ科学部田中教授ら)速筋を鍛えると糖尿病予防にもつながるのですね。

これからは坂や階段を意識を持って下ることで外側から刺激を与え、またブドウ種子ポリフェノールやBCAA等を摂取することで内側から刺激をあたえることで、筋力を鍛え、生活習慣病に打ち勝つ体を作りましょう。


今年一年振り返ってみますと、やはりメタボリックシンドロームの話題を耳にすることが多かったように思います。
生活習慣病は普段の生活から十分予防ができるものですから、毎日の便利でぜいたくな生活に甘んじるのではなく、心がけて生活をすることを大事にしましょう。

さて、皆さんは今年一年は健康な年でしたか?
自分も家族も健康であることって幸せですね。
来年も皆さんの健康にお役に立てられる一年にしたいと思います。

ありがとうございました。

 
 
Posted at 16:55 Comments/TrackBack(0) Permalink 筋肉・骨

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